2017年05月13日

福島美術館の春の展覧会「動物ずかん」

ただいま開催中の春の展覧会は動物が主役です。
・・・ですが、開いてみたら、トラとカエルがたくさんいます。
いくつあるか、数えてみたくなります。
作者によって、ホンモノそっくりに描かれたトラもあれば、ネコのようなかわいらしいマンガのようなトラもあります。
カエルもなぜ、こんなに?とおどろくばかり。
土産物でしかみることがないイメージのカエルですが、
さて、どうしてかな?

今年は動物の展覧会が多いですね!合わせたのですか?
と、よくいわれますが、
そんなことはありません。

江戸時代に流行した博物学という学問のおかげで美術の世界では雨や風・煙や、明暗の表現や、ホンモノそっくりに描くことなど様々な研究が進みます。しかし一方で、日本には昔から「鳥獣戯画」にもみられるようなマンがのように特質を捉える表現方法もありました。
そんな中で、動物はどんな風に表現されてきたのかな?というテーマで企画しました。
・・ですが、
動物は芸術なんていう枠から飛び出し、香取器や、文鎮やら、根付やら、生活の中で人々に癒しを与える存在としてそこにいたことに気づかされました。
まあ、生活の中に遊びと文化を上手に取り込んでいたのが、少し昔の日本人だったようです。

現代人も、この遊びココロ大切にしたいですね。

展覧会も残すところ、あと2週間程度です。
イベントもクリニカルアート(5月20日。申し込み締め切りは17日)を残すのみ。

展覧会を、もっと楽しんでいただくために学芸員Gmもあそんじゃおうかな!
GWで好評だった動物スタンプから2種類の名刺カードを展示室で配布します。ご自由にお持ちください。
日によって、別な動物スタンプを用意します。
って、今、思いついたことなので、ボツになるかも。

お待ちしております。

再開の感謝と、復興の祈りをこめて
福島美術館のホームページはこちらです。
http://www.fukushima-museum.jp/



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2017年01月18日

新春吉例「めでた掛け〜祝いのISYO〜」で、合格祈願と息災祈願

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

昭和55年に開館した福島美術館は、翌年のお正月から「めでた掛け」を開催しています。
「めでた掛け」とは、初代学芸員の佐藤明氏の造語です。
「新年には、めでたい掛物(掛け軸)を掛けて、みんなお祝いしましょう!」という趣旨です。
毎年恒例となり、いまでは新春吉例という冠がつくようになりました。
毎回テーマをつくって開催しています。
今年は、五節供などの年中行事からおめでたい文様・デザインをご紹介しています。
仙台藩の奥女中でありながら、閨秀(女流)画家であった忠岡三千子の若衆・花魁図(対幅)は、
仙台でないとみることができない作品です。

イベントも盛り沢山。
2月4日には、東北大学邦楽部の皆さんによる演奏会もあります。
是非、足をお運びください。

また、常設展示室「福島家の玉手箱」には
安倍貞任・宗任を題材にした対幅の掛け軸、
明治の書聖とよばれる中林梧竹が描いたおめでたい「朱画達磨」、
東日本大震災のあの大きな揺れでも、神棚から倒れても落ちなかった高村光雲刻の観音さま、
などなど。
合格祈願もよし。
一年の息災を祈るもよし。

ご来館をお待ちしております。

ホームページはこちらです。
http://www.fukushima-museum.jp/
再開の感謝と復興の祈りをこめて
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2016年12月20日

ミュージアムユニバースにご来場ありがとうございました。

17日、18日の両日、仙台メディアテークを会場に、SMMA(仙台宮城ミュージアムアライアンス)参加館など16館が参加したお祭りがありました。
福島美術館は両日、展示パネルによる紹介と、ミュージアムグッズの販売に参加しました。
また、17日(土)13:00〜18:00はワークショップ「オリジナルスタンプで衝立をつくろう!」を行いました。
福島美術館の参加は2回目。
たくさんの親子連れがご来場いただきましたが、福島美術館のイベントのコンセプトは、「老若男女」。大人の方もたくさんご参加くださいました。
123名の皆さんに楽しんでいただけて、うれしいです。
ありがとうございました。

実は、すべてのスタンプはサポーターさんによる手作り。
題材は収蔵品。
収蔵品のスタンプで衝立を作ってもらうというもの。
縁取りはマスキングテープ。
自分で貼ってもオーケー。自信のない方や、時間がない方は、縁取りされているものからスタート。
赤、黒、緑、金、金” の5色を彩りよく配色して、世界でたった一つの衝立を完成させていました。
仕上げは、後ろにSMMA福島美術館記念シールを貼って完成!

スタンプは初めての試みのイベントでしたが、
好評につき、平成29年度福島美術館 春の展覧会のイベントでも開催したいと考えています。
今回、ご参加できなかった方、作ってみたいという方、どうぞ、春のイベントにご参加ください。

また、ミュージアムグッズのご購入もありがとうございます。
グッズは通信販売でのご購入も可能です。

福島美術館新春吉例「めでた掛け」は来年1月5日からです。
恒例「めでたくじ」も7日まで3日間行います。(有料入館者対象)
是非、新春イチバン運だめし にご参加ください。

再開の感謝と、復興の祈りをこめて
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2016年11月23日

福島美術館の秋季展「旅する絵画」は本日最終日です!

本日、最終日です。
昨日の地震から、ちいさな揺れを多く感じます。
ここ、2,3日は皆さま、十分気をつけましょう。

先週は、仙台市内の中学生の職場体験を4日間受け入れました。
主なテーマは、作品キャプション作り(感想文)、チラシ発送作業、写真撮影。
展覧会から1点選び、キャプションのように感想文を書いてもらいました。
最終日には展覧会の作品横に掲示して、お互い写真もとって提出用にしてもらいました。
新鮮な感想がなかなかよいです!

再開の感謝と復興の祈りをこめて
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2016年11月22日

今朝の大きな地震、福島美術館に被害はありません!

秋の展覧会も、残すところ、今日、明日の2日間となりました。
今朝の大きな地震には驚きました。
津浪の発生もあり、多くの人が混乱しました。
お見舞い申し上げます。
福島美術館は、屏風の展示もありましたが、異状はありませんでした。
ほっとしています。

これが、余震でないことを祈るばかりです。
引き続き、皆さま、気をつけましょう。

再開の感謝と復興の祈りを込めて
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2016年11月12日

中林梧竹 平成29年カレンダー 福島美術館にて発売中です!

年賀状の準備とともに、来年の手帳やカレンダーを準備する季節となりました。
福島美術館の受付では、「書聖中林梧竹」平成29年年迎えカレンダーを販売しています。
・福島美術館所蔵「朱画達磨」が表紙掲載されています。
・来年3月末までの販売です。税込み1500円
・東北での販売可能な場所は、福島美術館のみ。
・通信販売については、下記へ直接注文なさってください。
www.kashima-insatsu.jp/Calendarreservation.html

お待ちしております。

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2016年11月11日

福島美術館「旅する絵画〜画家は旅の達人〜」開催中です!

皆さま、だいぶ、御無沙汰しておりました。
今月23日まで、福島美術館では、秋の展覧会「旅する絵画〜画家は旅の達人〜」を開催中です。
福島美術館に務めて長いですが、初めて展示する作品もあります。
宮城県の名取大橋を出発し、京都までのぼる過程の道中記に添えられた絵画(画帖)を屏風仕立てにした江戸時代後期の作品「西征紀行」。
こちらは、展示スペースの都合で、前期後期で入れ替えました。
只今、左隻の屏風となっています。

この秋、手違いで、広報が十分でなかったようです。
皆さまのご来館、お待ちしております。

福島美術館のホームページはこちらです。
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2016年07月02日

東日本大震災から5年〜アメリカから思わぬお客さま

御無沙汰しております。
春の展覧会も盛会に終了しました。
これも愛好者の皆さまと映画「殿、利息でござる!」、羽生結弦選手のおかげと思います。
ありがとうございました。
さて、先日、アメリカから家族連れのお客さまがお見えになりました。
受付で、すぐ、「七福絵はがき」お願いしますと、ご寄付を頂きました。
震災復興にかかる福島美術館のインターネット情報で、是非、来て観たかったというのです。
常設展だけで、一部屋だけでしたが、少しご案内させていただきました。

案内は日本語です。お一人が日本人、そのご家族の方は大学で日本史を教えていらっしゃるそうです。
言葉に少しも問題なく、大名時計や不定時法の話、真空管ラヂオと仙台NHK誘致の話、神棚から落ちなかった高村光雲の観音さまの話、若い22歳伊達政宗と茶の湯の話、福島家は蒐集が目的でなく、パトロンとして伊達家や画家や書家を支え、その結果として、美術品収集に繋がったこと、などをご案内しながら福島家にまつわる話を伝えるができました。
石巻の話もされていて、これからお出かけだったのでしょうか。

福島美術館の修復活動、再開がタイヘンだったのでしょう。
とお客様に言葉をいただけて、嬉しかったです。
ありがとうございます。

お帰りの時、受付前の「虎と蝙蝠」の切り絵を説明(僻邪と招福)したら、写真もとって頂きました。
いつか、また、お会いできたら嬉しいです。

たくさん、たくさん、ありがとうございました。

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2016年05月28日

福島美術館「仙台宝庫」はあと2日で終了します!

御無沙汰しております。
春季展も会期は残すところ、あと二日です。

私立の小規模館である福島美術館、
伊達政宗さん以外、知られる機会がなかった七代・伊達重村さん、
映画「殿、利息でござる!」のおかげで、更にいうと、
重村さんを演じた羽生結弦選手のおかげで、多くの皆さまに展覧会にお越しいただきました。
さわやかな羽生選手が、さわやかに重村さんを演じてくださり、ホントによかったです。
注目度も段違いでした。

飢饉と政変の混乱の時代を乗り切ったお殿様であるにもかかわらず、あまり、紹介される機会がなかった重村さん、
官位に執着していたとか、
派手好きだったとか、そのような評価をされてきましたが、
それだけでないことを、展覧会でご紹介できたこと、大変嬉しく思います。

黄檗文化を勉強してから22年たちました。
その中で出会った一人が仙台の惇君(近衞氏年子・観心院)と重村さん。
この二人の時代は、仙台藩の綱渡りの始まりでした。
それを乗り切った二人をどうしたら、世に紹介できるか、ずっと考えてきました。

伊達政宗さんが世にでたのは、NHK大河ドラマで渡辺 謙さんが「伊達政宗」を演じたことがきっかけだと考えます。
なら、重村さんも、羽生選手が演じたことがきっかけで、きっと広く知られることになるでしょう。
ありがとう!羽生結弦選手!

学芸員gmにとっても、今後の研究課題を見いだすことができました。
重村さん〜南山さん〜江戸時代後期の仙台の文化について、少し考えて、いずれ展覧会に反映させていきたいと考えます。

これも、黄檗を勉強してきたご縁と思います。
布袋さまに感謝!

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2016年05月18日

映画の広報がスゴイ!「殿、利息でござる!」

今日の朝のNHKニュース内で、映画が紹介されていましたね。
また、今日の河北新報コラム「河北春秋」でも、ご紹介。(先日の取材ありがとうございます)
また、また、昨日、仙台の水彩画家・古山拓 画伯のフェイスブックでも紹介。

スゴイですね。
おかげさまで、藩祖・伊達政宗以外の仙台藩のお殿様を知っていただくのに、またとない機会となりました。
原作者に感謝、東日本放送に感謝、松竹に感謝、監督に感謝、出演者に感謝、映画に感謝、
そして、さわやかな重村さんを表現してくださった羽生結弦選手に感謝です。

重村さんが藩主になったのは、15歳、やんちゃ盛り。
少々わがままで、派手好きだったかも。それはそれ。
重村さんは相次ぐ飢饉と政変の中で、後見人の一関藩主・田村村隆さんのお陰もあり、学問に深い関心をもち、成長します。
仙台藩の学問所「養賢堂」の名付け親でもあります。

奥様である近衞氏年子は第一級のお公家さん、おじい様は八代将軍にあたります。
和歌や書は近衞流!
で、あれば、孔雀羽の衣装もありかも、と思うのは、学芸員Gmだけではないでしょう。

お茶をこぼした小僧(後の瑞鳳寺住職・南山古梁)に給付型の奨学金を二人分与え、将来、仙台に迎えることを約束した重村さん。
石巻の海難者に見舞金を出し、盛大な法要を行い、それが恒例となり、石巻の一大行事になったこと。

過去のこととしてでなく、今に繋がることが歴史であり、学問です。

是非、福島美術館の展覧会で、重村さんにふれてください。
映画の半券ご提示で、入館券は100円引きです。(春季展期間中、割引併用不可)


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再開の感謝と復興の祈りをこめて



posted by ogure at 14:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする